2010-01-01から1年間の記事一覧

歌人の荻原裕幸さんはすごい。

以下、荻原さんの日記から転載。一九八〇年代の半ばあたりに書かれた短歌論には、同時代の表現として他ジャンルには負けていられない、といった自負や焦慮がかなり高い頻度で見られたと思う。それがいつの頃からか、短歌には短歌にしかできない表現の領域が…

小池まどか ヴァイオリンリサイタル

小池まどか ヴァイオリンリサイタルを聞く。〜20世紀から後期バロック時代のフランス音楽〜という副題がつくプログラムは以下。 オリヴィエ・メシアン :主題と変奏 モーリス・ラヴェル :ヴァイオリン・ソナタ クロード・ドビュッシー:ヴァイオリンとピ…

最近読んだ本

「奇跡の画家」(後藤正治著、講談社刊)内容に引き込まれ涙しながら読んだが、読後感にかすかな空虚が残るのは、自分とはなんだか交差しない領域のことが書かれているからか。画家、ということだけの関連になるが、はてな日記の更新を楽しみにしてる古谷利…

ダイアル回して手を止めたときとか。

いまダイアル式の電話で現役のなんてあるのか?故・本間雅夫先生の言葉で忘れられないものに、「音楽は国境を本当に越えるのか」「理解とはなにか、それは『善意の誤解』に過ぎないのではないか」(表記や具体的な口調、言い回しなどは曖昧です)というもの…

いつのまにか成功しているトラックバックとか、吹奏楽とか、純正調とか、平均率とか、合唱とか。

いつのまにかトラックバックに成功している。 ありがとうございます。成功先(?言い方あってますか) のリンクをここに貼ると、また自動トラックバックみたいな話になり面倒なので、その日の記事のリンクをここに貼っておきます。http://d.hatena.ne.jp/kus…

宮崎駿の言葉

さっきNHKで再放送していたジブリの番組を録画したのを見入ってしまった。宮崎駿の言葉にとても深く考えさせられる。何年か前(10年以内だが)日本音楽コンクールの作曲部門での一柳氏の言葉や、全日本吹奏楽コンクールの課題曲のことや、義務教育の音…

「人の役に立ちたい」という言葉を呪文のように思う近年の自分。

【本間雅夫の音楽’10 プロジェクト】というプロジェクト名にもなっている作曲家の故・本間雅夫先生は、地元の教員養成系の大学である宮城教育大学で長らく教鞭を取られ、自分も卒業研究の担当教官として大変お世話になり、また多大な迷惑をかけ、卒業後も…

たとえば大盛りにするとかいう発想。

出身大学が市の施設との連携でコンサートを開催する企画がスタートしている。こないだ2回目が行われ、自分は聞きにいけなかったが、初回は聴く事ができた。本当に素敵なコンサートだった。後輩たち(っていっていいですか。偉そうにしてごめんなさい)なら…

「弾ける」という病

物騒なタイトルですみません。ユジャ・ワンの二枚目のアルバムここ二、三日は自分にとってはいまいちに思って。ヴェルビエ音楽祭での演奏≧一枚目のアルバム>二枚目のアルバム、という感じか。じっくりずーっと聴きこんでいると、いい演奏とはなにか、ってす…

ツイッターなんかやるもんか

と思っていたのになにかがぐるぐるまわって登録だけは登録。どこまでフォローされるほうが0でつぶやきつづけられるか、とかもはや天邪鬼なことを考えている。というかこれでフォローされだすと、それはそれで俺はうれしいのか?とか思ったり。ピアニストの…

トラックバックに成功したことがない

いわゆる囚人のジレンマのことが講談社現代新書から出てる高橋昌一郎著「理性の限界/不可能性・不確定性・不完全性」にとても興味深く紹介されていた。囚人のジレンマをもとにしたゲームのことを若干言い回しを変えたりして、自分なりに平易に理解できるよ…

ドビュッシー、ライヒ、湯浅

現代音楽をキリスト教文化圏の芸術音楽の流れを汲む20世紀音楽と大雑把に捉えることとする。自分の現代音楽への興味の発端は何か。それは中学2年生の時のピアノのレッスンで指定された曲であるドビュッシーの「アラベスク1番2番」が、まず確実なひとつ…

今日おもったこと。

アマゾンでレビューを、数ヶ月前?書いた。ベートーヴェン:街の歌。リンクを貼ればいいのだろうが、アマゾンって自分がログインした状態になってて、そこをリンクするのはなんとなく気が引けて、ログアウトしてリンク貼ればいいのだろうが変な記号がたくさ…

>プロジェクト発動中。

はてなを借りて放っておいたままだったので、 題名も一新し、表記の通り、スタッフブログとして、 日々の思うこと、読書、音楽のレビューなどを 書いていきたいと思います。故・本間雅夫先生は、自分の大学時代の担任の先生で、 卒業研究(楽曲分析・演奏と…